聞いてくれ! 第49回
「いじめ体験談」



大変遅くなりましたが今年1発目の「聞いてくれ」です。

最近、どうも「いじめ」による問題が多くなって来ていますよね。
この前も「いじめ」についてブログで少し触れましたが・・・・

先日、テレビでやっていましたが、生徒達自ら率先して、いじめの問題に取り組んでいる学校も多くなっているみたいですね。
「オレンジリボン」というリボンをつけて、いじめを無くそうとしている学校、いじめを題材に子供たち自ら、脚本、出演して映画を作成している学校。
様々な取り組みをしているみたいです。
それでも「いじめ」は減ることはあっても、なくならないのが現実。
何気ない一言が受け取る側によっては「いじめを受けた」ということになるしね。
本当に難しい問題です。

どうしたら、いいのかきゃっするなりに考えてみました。
経験したことを話すことが、少しでも役に立てばと思い、約30年ぶりに心の中にしまって置いたものを出すことにしました。

そこで、今回の「聞いてくれ」は、きゃっするの「いじめ」た経験について聞いてもらいましょう!

あれは確か小学校1年生の頃だったと思います。近所に「ある女の子」が住んでいました。
名前をMちゃんと呼んでいました。
親からは、毎日迎えに行って一緒に学校へ行きなさいと言われていたので、2つ上の姉とMちゃんと毎日一緒に学校へ行っていました。

確かMちゃんは、少し知的に障害があった子だったと思います。
いつも自分の事を「私○○○○、5才よ」と1年生になっても5才と言っていましたし、先生からも特別な扱いを受けていましたから。

そんなMちゃんを周りのみんなが、「いじめ」はじめたのです。
ある者は言葉でのいじめ、ある者は小突いたり。それでもMちゃんは何のことやらわからないのです。

そして、そのいじめの矛先がきゃっするにも向き始めたのです。
「お前、なんであいつと毎日学校来ているんだ?あいつのことスキなのか?」
などと、言われているうちに、だんだんMちゃんと一緒に学校行くことが嫌になってきたのです。それでも親に言われたことですから、毎日一緒に学校へ行きました。
しかし、それがだんだんとストレスとなっていったんでしょうね。

ある時、リーダー格の子に「仲間に入れ」みたいなことを言われ、小さい頃、気の弱かったきゃっするは仲間に入り、一緒にMちゃんをいじめることになったのです。

雪の降る中、雪玉を作って投げつけたり、顔に雪をかけたり。今では考えられないようなことをしました。ほとんど毎日、学校帰りにいじめを続けていました。
仕舞いには、雪の降る中、高校のテニスコートに閉じ込めたんです。そして、それがきっかけで、いじめが発覚してしまったのですが・・・。

テニスコートに閉じ込めた次の日、いじめに関わった数人が校長室に呼ばれました。
校長先生はじめ、教頭先生、沢山の先生がいる前で怒られました。
教室に戻ると、担任の先生が泣いていました。幼いながらも事の重大さがよくわかりました。その後、教室に2つ上の姉が入ってきて「ビンタ」された記憶もあります(笑)

家に帰ると、鬼の形相できゃっするを待ち構える、父親と母親。
父親には殴られ、蹴られ、本気で殺されると思いましたよ。でもそれだけのことをやってしまったので仕方ありませんが・・・。

いじめたMちゃんは、障害を持っている本当の弱者。その子をみんなで寄ってたかっていじめた事に、両親は大激怒していたんでしょうね。

その後、母親と2人でMちゃんの家に謝りに行きました。
そこには喉に包帯を巻いて、マスクをしているMちゃんの姿が。
それを見た時、なんとも言えない罪悪感がきゃっするの心を襲い、すごく胸が苦しくなりました。泣きながら、何度も「ごめんね、Mちゃんごめんね」と言いました。

いじめている時は、悪いことだとは全く思っていませんでした。
でも、担任の先生の泣いている姿、Mちゃんの痛々しい姿を見た時に、本当に自分は悪いことをしたんだと思いましたね。

もし、Mちゃんがテニスコートで発見されず、そのままだったら・・・
そんなことを考えると「ゾッ〜」っとします。

この時はまだ、1年生ですからね。何が良いとか悪いとかの判断がまだまだ未熟な時です。
だから余計に残酷になってしまうのかも知れませんね。

それが原因かどうかは、わかりませんがMちゃんは引っ越して行ってしまいました。

あれから、30年近く経った今でも、あの時のことは鮮明に覚えています。

いじめている時は楽しいかもしれないけど、あとに残るのは、「罪悪感」と「後悔」。

そして、30年近く経った今でも、きゃっするはこの「罪悪感」と「後悔」を持っているのです。
いじめて、いいことなど一つもありません。虚しくなるだけ。それだけは今の子供たちにわかってもらいたいですね。

余談ですが、3年生の頃、クラスのリーダー的存在になっていたきゃっするは、子分などを引き連れて、お山の大将になっていました。
俺様の言うことは絶対、そういう感じでした。軽い「いじめ」もしていましたし・・・

ある時、水疱瘡か何かで、1週間学校へ行かなかったことがあったんです。
1週間後学校に行くと、担任の先生に「お前がいないと、クラスがイキイキしている」と言われました。ショックでした・・・
でも、それだけでは終わりませんでした。
クラスに「反きゃっする派」ができていて、ムラハチ(村八分。シカトのこと)状態になってしまったのです。(何とか誤り、ムラハチはなくなりましたが)
こういった経験から、「いじめ」は自分に帰ってくるんだと思うようになりましたね。


どんなにリーダーでお山の対象でも、いじめられるんですよ。
そこら辺もいじめている子にはわかってもらいたいですね。

小・中・高校生に限らず、職場など大人の世界でもいじめは存在します。
いじめを少しでも無くすには・・・・
やっぱり、「夢」や「目標」を持つことかな?(やっぱり最後はこれか!)
夢や目標を持っていれば、そんな「いじめ」なんていうものに気持ちが向かないんじゃないのかな?
だから、きゃっするはこれからも全国の小・中・高校生に「夢」や「目標」を持つことの大切さを伝えていこうと思います。