聞いてくれ! 第47回
「親子二代で!」



聞いてくれファンのみなさん、お元気でしたか?
きゃっするは、相変わらず忙しい日々を過ごしていますが、いつもどおり元気にしていますよ〜。ただちょっと、首の調子が悪いですが・・・

最近、王子(息子)のサッカーを見る機会が多くなって、今まで以上にサッカーが身近になってきました。
そんな王子に「なんで、サッカーが好きなの?」と聞いたら、「パパがサッカーやっていたから」と言うのです。
実際、プレーを見せたことはないのですが、映像で見たり、写真で見たりしているからなんでしょうねぇ〜。
映像や写真ってすごく影響があるもんなんですよね。
きゃっするも、ビデオで初めてワールドカップ(1982年スペイン大会)を見たとき、「プロサッカー選手になりたい!」と思いましたから。
ということで、今回の「聞いてくれ」は、きゃっするがプロサッカー選手を目指すきっかけについて、聞いてもらいましょう!

小学校2年生で始めたサッカーでしたが、それほど、サッカーが好きだった訳ではなかったんですよ。
当時は、父親の影響で野球が好きでした。地元の野球チームに入れてもらおうとしたら、「3年生からじゃないと入れないから、また来年来て。」と言われてしまい、あえなく野球は断念。ちょうど、その後すぐに、2つ上の姉の担任の先生がサッカーの顧問で、その先生に誘われて、なんとなくサッカーを始めたんです。これがサッカーとの出会いです。
でもここで・・・!
もしあの時、すんなり野球チームに入ることができていたらどうだったでしょうか?
もしかしたら、サッカーと出会うことは無かったかもしれませんよね!?
この一つのきっかけすらも、きゃっするは出会いだと感じているのです。

そんな訳で、最初はなんとなく始めたサッカーでしたが、徐々にサッカーの持つ魅力に引かれ、上手くなりたいという「向上心」が芽生え、いつしか室蘭の選抜チームに選ばれるようになったのです。

そして、5年生の時、運命的な出会いが訪れたのです。(ずっと6年生だと思っていましたが・・・) 1982年、確か7月頃だったかな?ワールドカップスペイン大会が行われていたこの時期、今みたいに衛星放送もビデオもあまり無かった頃、友達(金持ちのボンボン)の家にワールドカップのビデオを見に行くことになったんです。
その時の試合が「西ドイツVSポーランド」でした。
当時は海外の試合を見ることはほとんどできず、せいぜい日韓定期戦かトヨタカップくらいでした(笑)。
※関東地方ではダイヤモンドサッカーというのがありましたが、これもこの友達の家でビデオを見せてもらった記憶があります。

その西ドイツVSポーランドの試合を食い入るように見ている時、小さな体でスイスイとドリブルですり抜ける、西ドイツの背番号7番、「リトバルスキー」の姿がありました。
そう、後にジェフで一緒にプレーすることになる、リッティー(愛称)です。
当時22歳(講演では19歳か20歳と言ってました。みなさんごめんなさい。。。)の
リッティーは、手首にリストバンドをして、ちょっとガニマタが印象的でした。
ポーランドの屈強なディフェンス陣をドリブルで抜いていく姿に、思わず「すげぇ〜」と感動し、憧れ、自分もあんな風になりたいなと思いました。

スペイン大会は、ジーコ、ソクラテス、ファルカン、トニーニョ・セレーゾといった、ブラジルの「黄金カルテット」が未だに有名ですが、それよりも、きゃっするは、一番最初に見た、リトバルスキーの姿が頭から離れませんでした。

サッカーマガジンに付いていた、リトバルスキーのポスターを自分のベッド(2段ベットの上)の天井に貼り付け、毎日そのポスターを見ながら、練習で使った汚いボールを足で触りながら寝たもんです(笑)

その頃、日本には今みたいにJリーグは無く、プロになるには海外に行くしかありませんでした。
リトバルスキーの影響や奥寺康彦さんがブンデスリーガでプレーしていたという事もあり、「将来、西ドイツでプロのサッカー選手になりたい!」という夢を持ちました。
それから、8年後。
Jリーグ、ジェフユナイテッド市原とプロ契約を交わし、小学校5年生の時から思い続けた夢が現実のものになったのです。

それにしても、あの時の1本のビデオから、プロサッカー選手を目指すことになるとは・・・

現在は環境もよく、ワールドカップも海外の試合もすぐに見られます。
王子もワールドカップやヨーロッパチャンピオンズリーグを見て、いろんな選手の名前を覚えはじめています。
将来の夢は?と聞くと、「サッカー選手」となんとも頼もしい答えが返ってきます。
これからどうなるか判りませんが、親子2代でプロサッカー選手になれれば・・・
そんな、親バカな夢を持つようになったきゃっするです。

おまけ

ジェフで一緒にプレーしたリッティーは、本当にすごい選手でしたよ。
体は小さいのに、鎧を着ているかのように体が硬いから、ぶつかるとこっちが痛いんです。しかも、自分の間合いをしっかり持っていて、ボールキープが半端じゃなかった。
でも、左足のリフティングはヘタで、いつもコーラをおごってもらいましたけどね。(大笑)