聞いてくれ! 第43回
「さらなる夢への準備」



聞いてくれファンのみなさん、お元気でしたか?
きゃっするは、ザバスカップも終わり、一息つく間もなく、4月末の選手権に向けてのコンディション作り、チーム作りに追われています。でも、そんなバタバタしている自分が好きだったりしたりもしますけどね(笑)
そんなこんなで、今回の「聞いてくれ」は「最近よく思うこと」について聞いてもらいたと思います。

最近よく思うこと。それは・・・サッカー界への復帰。
なぜ、こんなことを考えるようになったかというと、うちの息子がサッカーをやっていて、サッカーに触れる機会が多くなってきたということが一番の理由かな。(その他にもいろいろと理由はありますが、それはまたの機会に!)

今度1年生になる息子のサッカーをどこでやらせるか、悪妻と話をしていたんですが、なんか、昔と比べて環境が変わってきている感じがしました。

きゃっするの子供の頃は、学校の授業が終わってすぐにグランドに行き、サッカーの練習をしていました。しかもほぼ毎日2時間〜3時間。小学校にはサッカー少年団があって、毎日教えてくれる先生もいた。
でも、今のうちの周りの現状を見てみると、小学校にはサッカー少年団みたいなものはなく、地域のサッカークラブでは、ボランティアのお父さん達が土日に教えてくれますが、それ以外はお金を払ってサッカースクールに通わせている。
両方あわせてもせいぜい週3回程度しか練習をしていない。そんなんで、上手くなれるのだろうか?と正直思っています。
だったら、自分がやれば!?と思うでしょうけど、今は車椅子バスケが自分の中では一番だし、とりあえず北京までは車椅子バスケを中心に考えているんです。

今すぐということではないけど、いずれはやっぱりサッカーを教えたいと思ってます。
車椅子で何ができる!?と思う人もいるかもしれないけど、お手本となるすごい方がいるんですよ。
一度もお会いしたことがないけど、「羽中田 昌(はちゅうだ まさし)」さんという方。
羽中田さんは、中田英寿選手の母校でもある、サッカーの名門韮崎高校で、2年連続高校選手権で準優勝してるんです。将来は日本代表と期待されていたんですが、高校卒業後、交通事故に遭い、脊髄を損傷し下半身不随の生活となってしまったんです。(誰かに似てる)その後、県庁に9年間勤めていましたが、サッカーへの思いが強く、県庁を辞めて、スペイン・バルセロナでサッカーのコーチングを学び、現在はJリーグの監督もできる日本サッカー協会公認のS級ライセンスを取得。(取得か取得中かはっきりわかりません)
サッカー史上発のJリーグ監督を目指している方なんですよ。

確かきゃっするが小学校の時、高校サッカー選手権をTVで見ていて、羽中田さんが、国立競技場に応援に来ているのを見たことあります。
(その時はすでに車椅子だったような・・・)
古河電工に入ってからも、いろいろと羽中田さんの話を聞いたことがあるんですが、あの、カズ(三浦知良)選手をも超える逸材だったとか。ホントすごい選手だったみたいです。
そんな方とお話しができたら、また自分のサッカーに対する思いも変わってくるんじゃないかと思いますね。

ちょっと前に、書いたかもしれないけど、きゃっするは車椅子バスケをしながら、頭の中は常にサッカーのイメージでやっているんです。
だから時々、他の選手とあわない時もあるし、サッカーでのイメージを車椅子バスケに置き換えて説明する時が多々あります。
NBAなんかは見ないし、普通のバスケは応援しているシャンソンの試合だけしか見ない。

どちらかというと、日本代表のサッカー中継を見て、車椅子バスケのイメージを膨らまさせているんです。(笑)
息子のサッカーしている姿を見ると、どうしてもサッカーが恋しくなります。
先日の学校講演では、「サッカーと車椅子バスケどっちが好き?」と聞かれ、「車椅子バスケ!」と答えましたが、やっぱり両方好きですね。
よくよく考えてみると、サッカーができない代わりに、車椅子バスケという競技の中でサッカーをやってる自分がいますからね・・・。
親バカかもしれないけど、本音は、息子と一緒にサッカーを追い求めたいんです!

今は車椅子バスケが一番だし、車椅子バスケに全力を尽くします。
でもあと何年、車椅子バスケができるかわかりませんから、その先の夢の準備も少しずつ始めていこうと思います。

いや〜、夢多き男、京谷和幸。これからどんな夢を見るのでしょうかね?
夢の続きは、車椅子バスケを引退したあとかな!???