聞いてくれ! 第37回
「本日付けで転職しました」


聞いてくれファンのみなさん、ご無沙汰しておりました。

実はきゃっする、6月末で今まで勤めていた「千葉県社会福祉協議会」を退職して、7月から千葉ホークスのスポンサーでもある「?サリダ・アド」に転職したのです。今回の「聞いてくれ」はその理由について聞いてもらいましょう。

昨年の暮れから、きゃっするの胸の中で沸々と湧き上がるある感情が芽生え始めたのです。「俺はこのままでいいのだろうか?」「今の自分が本当の自分なのだろうか?」・・・・色々な感情が交差していましたねぇ。
その理由は、千葉ホークスのスポンサーである「?サリダ・アド」(以下サリダ)社長の一言でした。「お前、うちに来い!お前のやりたいことを応援してやる。」と、千葉ホークスの忘年会の時に言われたのです。
今までにも何度か誘われてはいたのですが、家族のことや社会福祉協議会へ入る経緯などを考えたら、なかなか首を縦に振ることができなかったのです。
しかし、この時は今までで一番気持ちがグラつきました。もともとプロとしてサッカーをやってきましたから、自分自身を高く評価してくれることが非常に嬉しかったのです。
何より、「誘ってくれるうちが花」じゃないですか〜?これがあと何年かしたら、きっと言われなくなるだろうなぁと思ったし、活発的に動けるのは30代しかないと思っていましたから・・・こんなきゃっするに熱心に声をかけてくれ、しかも車椅子バスケット、講演等の活動を中心にやらせてくれると言うのです。
今まできゃっするが思い描いてきたことが、現実のものとなろうとしていましたからね〜。

本当に悩みました。「社会福祉協議会」というところは安定していて、潰れることは絶対にないですから、家族を養って行くにはやはり「安定」が必要だと考えていました。でも一方で、自分の本当にやりたいことが、この先社会福祉協議会にいてできるのだろうか?とも考えたのです。
決して勤めていた職場が気にいらなかったわけじゃないんですよ。むしろ最高の職場環境でした。合宿や遠征、講演等も特別休暇という扱いをしてくれていましたし、同じ部署の職員たちも十分に理解してくれて、応援もしてくれていましたからね。
ただ、合宿や遠征、講演等で会社を休むことに少しずつ罪悪感を感じるようになってきたのです。この頃からきゃっするの気持ちはサリダへと傾き始めていました。

悪妻にきゃっするの気持ちを伝えるのにも時間がかかりました。遠まわしに今の職場の環境やサリダの社長の言葉、サリダの環境などを話しました。
悪妻は「自分がやりたいことをやれば」としか言いませんでした。
それが逆にプレッシャーでしたが・・・(笑)何度か話をして、最終的に悪妻は、
「何年か経って、あの時、やっときゃよかったと、私のせいにされても困るから、今しかできないことをやってみたら。」と言ってくれたのです。
本当は「安定」を悪妻は望んでいたのだと思います。でもきゃっするの気持ちがすでにサリダに傾いているのを悪妻は察知していたので、あえて多くは言わなかったのだと思います。
本当に強い女です。

きゃっするの両親にも話しました。うちの親は基本的に「我が道を行くから、我が道を行け!」って感じなので、あまり何も言いませんでしが、悪妻が賛成しているのなら好きにしろと言われました。
悪妻の両親にも話しをしました。基本的にはきゃっするが決めたことで悪妻も納得しているということならば、自分達で決めた人生だから応援すると言われました。でも、やはり先のことが不安になっているようでしたね。でもその不安を解消させるためにも、きゃっするが頑張って行くしかないと改めて思いました。
そして、悪妻の叔母さんにも。社会福祉協議会に入る時に大変お世話になったのです。叔母さんは笑顔で応援すると言ってくれました。
きゃっするの両親、悪妻の両親に話をして、叔母さんにも話をしたら少し気持ちが楽になりました。それと同時にこれからの期待や不安もどっと押し寄せてきましけどね・・・。

ちょうど悪妻に転職の話を切り出したころ、星野仙一さんの講演を聞く機会がありました。
その中の一言が、きゃっするの背中をポンと押してくれました。
「思いとどまった時、前に出るのが男だろ!」という言葉でした。これは阪神タイガースの監督時代、FA宣言して思い悩んでいる金本選手に言った言葉だそうです。
これを悪妻も聞いていて「まさに今のきゃっするだねぇ」と言われました。この星野さんの言葉との出会いで、きゃっするの気持ちも固まりました。感謝です!

これはきゃっするのエゴかもしれないけど、きゃっするは箱の中に閉じこもっていてはいけないと思うのです。今まで経験してきたことやきゃっするにしかできないことを多くの人達に伝えていくことがきゃっするの使命だと思っています。
これからは今まで以上に大変なことが待っているかもしれません。ただ、自分が好きで選んだ道だからどんなに困難な道であっても突き進む覚悟はあります。
男として、親として、夫として、今できることに全力を尽くします。