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「いざアテネへ・・・」 今回の「聞いてくれ」は、アテネパラリンピックへのきゃっするの思いを聞いてもらいます。 アテネパラリンピックを目前に控えた、きゃっするの今の心境はというと・・・ なんというか、「ゆったり」としていて、とても落ち着いた感じです。 前回のシドニーパラリンピックの時は、初めてのパラリンピックということで、行く前から興奮していて、気持ちにまったく余裕がありませんでした。 試合でも自分のことだけでいっぱいいっぱいになってしまい、とても周りの選手たちに気を使っている暇なんて無かったですからね。(笑) そんなシドニーパラリンピックから4年・・・・・ 立場的にも副キャプテンを任されて、どちらかというと「自分」よりもまずは「チーム」のことを考えるようになりました。 シドニーパラリンピックの時、負けた悔しさよりも、選手一人一人の日本代表としての「意識の低さ」に悔しさを感じました。 日本代表としての意識(誇り・自覚・責任)を変えていかない限り、日本は絶対に強くならないと思っていましたので、「日本代表とはこうあるべきだ!」ということを、事あるごとにきゃっする流に選手達へ伝えてきました。 (合宿のチームミーティングで何度も日本代表としての誇り・自覚・責任といったことは出てきましたけどね・・・) また、「チームに何が必要なのか?」「自分がチームに何を要求されているのか?」といった事を考える時間がとても多くなりました。 そして、その答えを見つけ出し、やるべきことを明確にして実行する。 それをこの4年間ずっと続けてきました。 きゃっするにとって「パラリンピック」に出場するということは、サッカーで「ワールドカップ」に出場することと同じくらい大きな出来事で、とても誇りに思えることなんです。 健常者でも障害者でも関係なく、いちスポーツアスリートとして、日本代表としての「誇り・自覚・責任」を常に持ち、日本代表にふさわしい人間でありたい・・・いつもそう思っています。 今回のアテネパラリンピックは、年齢的にも肉体的にも最高のパフォーマンスを出せる最後の大会かもしれません。 それだけに悔いを残したくないし、何よりも結果にこだわりたいのです。 だから、家族との時間や友達との時間、大好きなお酒まで絶ち、ほとんどの時間を車椅子バスケットに費やして来ました。 シドニーのセンターコートで思い残したあの時から4年・・・ アテネを目前に控えた今、やれることは全てやりました。 スキル面・体力面・メンタル面。全てにおいての準備は整い、あとは試合に望むだけ。 気負うことなく、焦りもなく・・・・だから「ゆったり」として落ち着いているのです。 今はこんな調子ですが、ゲームに入った瞬間にスイッチが入り、戦闘モードに切り替わりますので、みなさん、心配しないでくださいね。 今回のアテネパラリンピックのきゃっするのテーマは「自然体」で行こうと思います。 オリンピック発祥の地、アテネでプレーできることの幸せと喜び、日本代表としての誇りと自覚と責任。 それらを全身で感じてこようと思います。 先の事は、今は全然考えていません。 とにかくアテネに全てをかけています。 家族の笑顔のため、アテネの舞台に立てない他の選手たちのため、この4年間色々なところで講演させてもらい、応援してくれている全ての人たちのため。 アテネには家族3人も応援に来てくれます。 子供たちもいろんなことが判る年齢になってきました。 言葉で伝えられないこと、表現できないことを、アテネのコートで見せたいと思います。 そして、それを見て何かを感じ取ってくれれば、親としては最高の教育になるでしょうね。 悪妻には、この4年間支えてくれた感謝の気持ちを「勝利」で返したい思います。 (実は悪妻、今だ国際試合で勝ったところを見たことが無いのです・・・) いろんな思いを背負って、夢の舞台アテネに行ってきます。 自分は一人じゃない、常に誰かに支えられていることを忘れずに、男子車椅子バスケットチームの一員として、全力を尽くしてきますので、遠い日本からアテネに向けて声援を送ってください。 京谷和幸33歳。アテネでの活躍、期待していてください。 いざ、アテネへ・・・いってきます! |
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