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「きゃっするのぶっちゃけ!」 選手権が終わりました。我が千葉ホークスは「準優勝」に終わりましたが、ここまで来るのにいろんな事がありました。 今回の「聞いてくれ」は選手権までのきゃっするの胸の内を語りたいと思います。 昨年、千葉ホークスは見事に「王座奪還」を果たしました。 追う立場から追われる立場になりましたが、きゃっするの中では「常にチャレンジャーであり続けよう」そう思っていました。 他の選手達にも「俺達は常にチャレンジャーなんだ!」と言い続け、それをチームに浸透させてきました。 チームとしてまとまり始め、これからという時、これまで一緒に戦ってきた「鈴木明将選手(アキマサ)」が車椅子バスケットを辞めてしまったのです。 アキマサは全日本選手としても活躍していたセンタープレーヤーで千葉ホークスにはなくてはならない存在でした。 ショックでした。 本当にこれからという時でしたから・・・・。 アキマサとは何度か話をしました。家庭、仕事、バスケ・・・。 いろんな思いがあったのだと思います。きゃっするがもしアキマサと同じ立場に立たされたら・・・・。 そう考えたらアキマサを強引に引きとめる事はできませんでした。 それが今年1月出来事。 きゃっする自身のモチベーションもかなり下がりましたが、何とかこらえる事ができたのは、日本代表としての自覚と誇りがあったからだと思います。 2月に大阪カップ、3月にはアテネのアジア・オセアニア予選がありましたから、気持ちを切りかえなくてはならない状況だったのです。 2月・3月はチームとしてまともな練習はほとんどできませんでした。 JAPAN組が大阪カップ、アテネの予選でいませんでしたし、今大会で大活躍をした「ヒロ」こと香西選手も受験のためほとんど練習に参加できませんでした。 そんな状況の中、選手権の組み合わせが決まったのです。 初戦の相手は「宿敵ワールド」。 過去4度も決勝戦で負けている相手。 ホークスにとっては絶対に倒さなければいけない相手なのです。 組み合わせが決まった時、正直焦りと不安でいっぱいでした。 こんなチーム状態でワールドに勝てるのだろうかと・・・。 4月に入り、やっとチームそろっての練習ができるようになりましたが、練習でも練習試合でも全然噛み合わず、きゃっするの焦りと不安はまったく解消されませんでした。 しかし、ある時ふと思ったのです。「ワールドばかり意識しすぎて、自分たちのやるべき事を忘れているのではないか」と。 確かにアキマサが抜け、2月・3月とチームとしての練習がなかなかできなかったけど、「今、このチームにできる事を全力でやって、どのチームと対戦しても自分たちのプレーをやり続けよう!」。そう考えたのです。 そうしたら急に胸のつかえが取れて楽になりました。 そんな状況できゃっするは選手権を迎えたのです。 そしていよいよ選手権の初戦、VSワールド。 とにかく先の事は考えずに、「今この瞬間を楽しみ、そして体が動かなくなるまでやってやろう」そんな気持ちで試合に入りました。 コートに立った時、ヒロに「楽しめ!」と言ったのですが、それは自分に言い聞かせたものだと思います。 第1Qは、お互い様子をうかがう展開。 とにかく相手のエース、大島、三宅を抑えるように集中していました。 第2Qに入り、ホークスのシュートが決まり始め、逆にワールドはゴールに嫌われる展開。 前半終了時点で、36対18でホークスのリード。 ベンチに戻ると、あちこちで、「集中しようぜ!」「まだまだこれから」「ゼロゼロだと思ってやろうぜ!」と集中した雰囲気を保っていました。 後半に入ってもホークスの集中は切れることなく、第4Qにワールドの猛反撃がありましたが、結局58対41で過去の雪辱を晴らしたのです。 うれしかった。 でも歯を見せて笑うことができなかった。 まだ試合は続くし、あと3つ勝たなければ優勝はないと思ったから。 試合後、スラムダンクやリアルでお馴染みの井上雄彦先生と話をしたのですが、そのとき先生に話した事は「点差は関係ないんです。ワールドとの試合中の駆け引きがとにかく楽しかった〜」と・・・・。 「楽しかった」本当にこの試合はこの言葉に尽きると思います。 そして、このワールド戦でチームとして今年最高のプレーができたことが何よりの収穫だったと思います。 そして準々決勝でパラ神奈川を81対41で破り、準決勝では宮城MAXを63対51で破って、7年連続でセンターコートに戻ってきました。 決勝の相手は昨年同様、明和BBC。結果は47対56で惜しくも敗れはしましたが、最後まで自分たちのプレーはやり続けたと思います。 本当に今大会は肉体的にも精神的にも充実した大会でした。 どの試合も緊張感があり、やっていてどの試合も楽しかった。 それから7年連続でのセンターコート。 これは本当に凄い事だと思います。 過去10年でファイナルに進出できなかったのは1回だけ。 その10年でメンバーはいろいろと入れ替わり、そして今回もアキマサというチームの中心選手が抜けましたが、それでも全国のトップクラスでいられる千葉ホークスをきゃっするは誇りに思います。 これは今まで先輩方が築き上げてきたものが、しっかりと受け継がれてきた証拠だと思います。 基礎、基盤を作りあげてきた先輩方に敬意を表したいと思います。 選手権終わった時の心境は・・・正直、うれしさも悔しさもなく「スッキリした」という感じですね。 いろいろなものから開放されたから・・・しかし、今はすでにアテネに向けて気持ちは切り替わっています。 千葉ホークスのきゃっするから日本代表のきゃっするに。 まだまだ書きたいことはありますが、それは今度書くとして、自分自身の気持ちが揺らいだ時、今回もきゃっするには出会いがありました。 モチベーションが下がった時、日本代表としてのきゃっするに出会い、チームがうまく行かず不安や焦りがあった時、あるコーチングの本に出会いました。 いつもきゃっするが言う「出会い」に今回も助けられました。 本当に出会いに感謝です。 最後に今大会に関わってくださった、スタッフ・ボランティアのみんさん、本当にありがとうございました。 みなさんの支えがあって選手権が運営されている事、心から感謝いたします。 今大会、ベンチに控えてくれていた選手達に感謝したいです。 最後まで声を出してくれ、的確なアドバイスをくれて本当に助かりました。 どうしても試合に出て活躍した選手にばかり目が行きがちですが、 こういった支えがあるからこそ、活躍できていることを忘れては受けないと思います。 また、監督、コーチ、マネージャー、トレーナー、いろんな人たちの支えがあって 千葉ホークスはここまでこれたと思います。本当にスタッフの皆さん、ありがとう! 最後に千葉ホークスを応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。 来年もまたこの舞台に、一回り成長した千葉ホークスで戻って来ますので これからも応援よろしくお願いします。 さ〜、次はいよいよアテネパラリンピック。 日本代表モードに切り替えて明後日からまた練習だ〜。 今後も車椅子バスケットボールの発展のためにご協力の方よろしくお願いします。 また、年々選手権の会場に観客が増えて、選手としてとてもうれしく思います。 もっともっと多くの方々に車椅子バスケットを知ってもらうため、アテネでは必ず良い結果を残しますので、今後もみんさんの応援よろしくお願いします。 来年は、今年以上の千葉ホークスをお見せしますね! 期待しててください。 ※アキマサには名前を出すことは了承済みです。 |
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