聞いてくれ! 第23回
「過去2つの事件with悪妻」


その1 豚まんで泣いた女

現役時代(サッカー時代)に、悪妻と横浜でデートした時の出来事です。
その日はとても天気が良く、最高のデート日よりでした。山下公園を歩いたり、元町の雑貨屋さんを見たりと、それはそれは楽しいデートでした。

その後、中華街へ行き、中華街の雑貨屋さんもいろいろと見て回っていたんです。
しばらく歩き回っていると、とても大きくて美味しそうな「豚まん」を発見。

悪妻が、「ここの豚まん、美味しいんだよ、食べてみない?」と言ってきましたが、俺はそんなにお腹が空いていなかったので、「俺はいいよ〜」と断ったのです。
しかし、悪妻はどうしても「豚まん」が食べたかったらしく、自腹をきって豚まんを買っていました。豚まんをとても美味しそうに食べる悪妻を見て、俺もなんか食べたくなり、「少しちょうだ〜い。」と言うと、「やっぱりね〜!」と悪妻。

それでもやさしい!?悪妻は「少しだけね〜」と言い、豚まんを差し出してくれたんです。
俺は普通に(本当に普通ですよ!)一口「パクッ」と食べたんです。

すると豚まんの肉の部分が落ちそうになったので、その肉をフォローするようにもう一度肉を口の中へ豚まんを悪妻に返すと、「あ〜、肉が・・・ない・・。」というのです。見てみると、豚まんの肉の入っている部分が空洞になっていたのです。

俺は笑いながら「ごめん、ごめん」と言うと、悪妻は「まだ、半分も食べてないんだよ〜〜」と言いながら、なんと一粒の涙を流したのです。

それを見た俺は「なんで豚まんで泣くんだよ〜、悪かったよ、また買ってやるよ!」と逆ギレしながら言うと、悪妻は「だって、悔しいんだも〜〜ん」とさらに泣き続けたのでした。
それ以来、豚まんを食べるたびにその時のことを思い出します。


その2 カールのおじさん!?

これも現役時代の話です。

実は俺、北海道から出てきて始めて花粉症になったんですよ。
花粉症って辛いっすよね〜。

サッカーやってる時は呼吸がなかなかできなくて本当にやばかったです。
練習後、トレーナーにマッサージをしてもらってる時、「鼻がとおるように針でも打ってよ〜」と言うと、眉間のあたりに針を打ってくれたのです。これが思いのほか良く効きました。
しかしそれも長くは続かず、すぐに鼻が詰ってしまいました。
トレーナーに「もう鼻詰まっちゃったよ〜」と言うと「サロメチールでも塗っとけ!」と言われ俺は鼻の下にサロメチールを塗り、鼻の穴にも塗ったのです(サロメチールとは肩こりや筋肉痛の時に使う軟膏でとても「スースー」するやつです。)

しばらくすると鼻がスースーとおり始めましたが、それと同時に鼻の下がピリピリし始め、終いには熱くなってきたのです。
これはやばいと思い、俺はすぐに鼻の下を氷で冷やしました。
何とか落ちつき、その後シャワーを浴びたんですが、まだ鼻の下がピリピリするんです。

シャワーから上がってロッカーに戻ると先輩が「お前、どうした?鼻の下が黒いぞ〜」と言うんです。
慌てて俺はマッサージルームの鏡を見に行きました。

するとなんて事でしょう、鼻の下が黒く、まるで「カールのおじさん」のようになっていたのです。(もちろん周りの先輩達は大爆笑でしたね。)

この後、悪妻とデートの約束をしていたんです。正直、付き合い始めの頃だったので、このままだと恥ずかしいので、俺は「マンダムポーズ」でごまかそうと考えました。
とにかく気づかれないようにと、悪妻が俺の顔を見るたびに「マンダム」ですよ(笑)

しばらくして、喫茶店でお茶することになったんですが、ここでも常に「マンダム」をしていたら、悪妻が「なにさっきから、鼻の下、気にしてるの?」と・・・・。
もうごまかしが利かないと思い俺は「絶対に笑わない?」と聞くと、悪妻は「笑わないよ〜」と言うので、思いきって手をとって鼻の下を見せたのです。
するとどうでしょう、笑わないって言ったのに悪妻は「アッ、ハッ、ハ〜〜」と大爆笑ですよ。
「ごめん、ごめん」って言いながら笑い続ける悪妻の顔は今でも忘れられません。
みなさん、スースーするからといって、むやみやたらに鼻の下に塗らないようにして下さいね!

はぁぁぁ〜〜〜(><)